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■ 中古車輸出業とは

▼中古車輸出とは

日本の車が世界の市場で脚光を浴びる1980年代頃から新車のみならず、中古車も世界の市場で注目を浴びるようになってきました。 現在日本には7,000万台を超える車があると言われていますが、これらの全てはいわゆる中古車であるわけです。 当初は日本の貿易商達がひっそりと行っていた中古車の輸出は、現在パキスタン人などの東南アジアの貿易商達が数多く参入する国際色豊かなビジネスになっています。

まだまだ有望なこのビジネスの概要についてお知らせして、元気のいい、志の高い日本の貿易商が多数輩出してこのビジネスが正しく発展してゆくことを願ってやみません。

▼バイヤーの探し方

このビジネスを始めようとする人が一番気になる課題だと思います。 まずあなたが中古車の輸出のビジネスをする意図があることを、対象となるマーケットのバイヤー達に知らせなければなりません。

どのような方法が考えられるのでしょうか?

1.
東京、大阪などの大都市であればその都市の商工会議所に行って、海外からの引き合い状などを閲覧することが出来るはずです。日本の中古車は需要が旺盛ですので、このような引き合いの中にも、かなりの数の中古車関係の取引の申し出があります。

2.
世界の各国の商工会議所にFAXなりメールなどで、バイヤー紹介の依頼をする、またその商工会議所の定期刊行物等にあなたの取引の依頼を掲載してもらう。

3.
JETRO等の機関で、引き合いの閲覧をする、あるいは対象国の新聞、車関係の雑誌などの情報を得て、それらの発行会社に広告の依頼をする。

4.
民間のビジネス紹介機関などのメンバーになり、あなたの取引のオファーを掲載してもらう

5.
英語で中古車販売用のホームページをつくり、海外の検索エンジンに登録する

6.
イエローブックなどの海外顧客向けの電話帳に広告を載せる

等などが考えられます

どれもそれなりの効果が期待できるでしょうが、当然のことながら、無料の方法よりは、有料の方法のほうがはるかに効率は良いものです。

また、ユニークな方法で自分なりのバイヤーを見つけている貿易商も多く、このあたりはまさに知恵比べといったところがあります。

▼車の仕入れ方

ここ5〜6年ほど前から、目覚しい勢いでオークションが発展し、主要都市部の周辺ではいわゆる車の卸商、メーカーの業販店なども、自社のヤードに車をキープするより、さっさと近所のオークションで換金してしまうと言う傾向が顕著になってきました。 従って、このビジネスを手がけられる人は適当なオークションの会員になっておいたほうが良いでしょう。

いわゆる“古物商の免許”日本のオークションの会員になるためにはどうしても必要なものですので、最寄の警察署に問い合わせて手続きをすることです。 最近は、盗難車の問題や、オークション代金の不払いの事故などが多く、オークション会場のほうも入会に際しての敷居を高くしている傾向があり、申し込んですぐにOKというわけには行かなくなってきたようです。

▼船積、通関、輸出手続き

バイヤーとの商談がまとまり、仕入れを済ますと車を先方に輸出してあげる手続きが必要になります。車の輸出を手懸けている乙仲(通関業者)では、大概広いヤードを持っており、出航前2週間くらいなら無料で車を預かってくれます。 当然その乙仲に通関業務を依頼するということになります。

通常船の予約(BOOKING)はまた別の手続きになります。車の輸出は通常は車の専用船で輸送されることが殆どですが、時々はコンテナに詰めてと言うこともあります。

モンゴルなどは車の専用船の便が無いため、天津までは船で、其の後は中国大陸は広軌の貨車で、モンゴルの国境でまた狭軌の貨車に乗り換えるなどと言う手を使います。
これらの手続きも何度か経験すれば何と言うこともないのですが、船積など関連する業者たちの頭はかなり保守的で、やたらと専門用語が飛び交い、初めのうちは随分まごつくことも多いと思います。

日本からの船便としては日本郵船(NYK)、三井商船(MO)、KIWI、現代などなど世界各地向けにありますが、中古車の輸出の場合には、直接船会社との交渉では無くエージェントを通じてということになっています。
これらのエージェントも船会社に連絡を取ると教えてくれます。 非常に大事な事として、代金の決済のことがあります。トラブルの殆どは、車の欠陥と、支払いのことに尽きるでしょう。

まず支払いのことは、くれぐれも事前に明確にしておくことをお勧めします。

▼日本中古車輸出業協同組合の紹介

1995年、日本中古車輸出連合会として約60名の輸出業者で発足しました。 その後、1997年に当時の通産省の正式認可を受けて、法人格を有する日本中古車輸出業協同組合が設立されました。

2003年時点で約130名の組合員になり、盗難車に関する国際会議や、リサイクル法の制定に関しては、意見を具申する機会を与えられたりするようになり、一定の社会的な認知をいただけるようになって来ました。 時々誤解されるのですが、素人の方が、組合に入ることで仕事を教えてもらえるのではないかと勘違いされることです。

あくまでもプロの集団ですので、世間話の範囲を超えないノーハウの開示はあるかもしれませんが、ビジネスの核心の部分はそれぞれの会社の極秘に属することですので、期待するほうが無理というものです。

▼主な中古車輸出業者

組合に加盟している業者の一覧表はこちらに掲載しています。



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